少女同居漫画
みなさん、大掃除は終わりましたか?
ここ数日、大掃除投げ出してひたすら漫画読みふけっていましたnoblesse_ashioです。掃除嫌いなわけじゃないけど、物が散らかっていたほうが落ち着くのです。狭い部屋をさらに狭くして母の胎内にいた頃の記憶に浸っているのかもしれません。お膣ちつく...。
アドベントカレンダー、埋まってない日付があったので僭越ながらまたまた登録させていただきます。今回のテーマは「少女同居漫画」です。
「少女同居漫画」...。適当に名づけたわりにいい響きです。
僕は漫画が好きで、ちっちゃいころから漫画を読んで育ってきました。そんな僕の中でそこそこカテゴライズされてきたのがこの「少女同居漫画」。
明確な定義はないのですが、イメージとしては”独身一人暮らしの俺の元にひょんなことから身寄りのない少女が転がり込んできて一緒に暮らすことに。一体これからどうなっちゃうの~~??”なパターンのやつです。最高。
カテゴライズされてきたわけだからそれなりに作品数を挙げなきゃお話になりませんね。最初に読んだのは「うさぎドロップ」ですかね。
( おぉ、amazonのリンク貼るとめっちゃブログっぽい...!感動。)
身寄りがないって、いうのは物語のスタート時にまわりに親しい人がいない環境、ってわけですから心を閉ざしちゃってるパターンは自然ですね。
うさぎドロップのりんちゃんは最初は口数少ない、何考えてるかわからない女の子でしたが、物語が進むにつれてやさしい、しっかり者のいい子に育ちます。りんちゃんとともに主人公の大吉の世界も広がっていき、子育てって、という問題に向き合っていきます。
ノイタミナでアニメ化もされた名作。オタク全盛期だった僕、無論チェックしました。そして救われた。当時ロリコンの気質を自分の中に感じ始め社会不適合者なのかと自分を問いただし悩んでいた僕に生きる道(実の娘以外の少女との同居)を提示してくれました。
僕はロリコンじゃない!少女が好きなだけだ!(360°転回)
OPもEDもかわいさマックスでやばかったです。もう一回みたい...。(アニメは物語の途中までのところできれいに終わっているので、続きが気になる人は単行本を買おう。)そういえば実写映画化もされてたらしい。まだ見てませんがうーん、芦田愛菜かぁ...。
高校のころ友達に薦められて読んだのが「マイガール」。
マイガールの小春ちゃんはうさぎドロップのりんちゃんよりもはじめから社交的な性格です。よく笑うし、人のことを良く見てます。でもその分、お世話になる正宗くんに気を遣ってしまい、甘えきれない...。そんな様子をはらはらどきどきで見守れるのがこの漫画。
もう小春ちゃんすっごくかわいいんです。目に入れても痛くない、ってこういうことだなと。食べちゃいたいくらいかわいい、ってこういうことだなと。
複雑な関係の二人だから浮き彫りになる思いやりの問題、自分の胸に手を当てて聞いてみると、今まで気づかなかった自分と他人の関係も考え直すいい機会になります。
これも実写ドラマ化してた。漫画のドラマ化はキャストが得てしてイメージどおりにならないことが多い。相葉君かぁ...。
まだ完結してないですが、「銀のニーナ」。
個人的にはグレーゾーン。なんか上の二つとはテーマ?がちょっとずれちゃってるんですよね。ばらかもんみたいな田舎の少女、活き活きしてていいよねーって感じです。
ただ、ばらかもん含めたこの2作品も間違いなく少女の成長をゆったりした空気とともに楽しめます。ご飯とかホント幸せそうに食べるんです。やっぱ少女いいわぁ。
そしてようやく本題!じゃん!!
「高杉さん家のおべんとう」!!
あぁ...タイトル、表紙から漂う幸せオーラ...。至極。
全10巻をまとめ買いして今朝ごろごろしながら読み始め、居ても立ってもいられずブログを書き始めた次第です。
この漫画で転がり込んでくる少女は前に紹介した作品たちよりも年齢が高い中学一年生*1。人格とかがある程度成熟しちゃってるのがミソです。
母子家庭で育ち、交通事故で母を亡くしてしまった久留里ちゃんの後見人に31歳オーバードクターの温巳が指名されることから物語は始まります。今まで会ったこともない親戚同士が突然一緒に暮らすことに...。相手のことは気になる、でもうまくケアする術を知らない不器用な二人。そんな二人のコミュニケーションツールが料理であり、お弁当なんです!
まだ途中までしか読んでいないのに大層なことは語れませんが、家族とは、食べ物とは、つながりとは、いろんなことについて考えさせられます。
各回に登場するメニューについて簡単なレシピが載っているので、これを読んでおけば急に明日少女と同居することになっても大丈夫!
地理学のオーバードクターが主人公なだけあり、地理学の基礎的な概念、フィールドワークの手法などについても細かに描写されています。普通に勉強になる。(作者は2014年度日本地理学賞(社会貢献部門)を与えられたとか!すごい!)*2
そして一番の見所は久留里ちゃんですね、ダントツで。
母親譲りで美人な久留里ちゃん。ツンと澄ましたきれいな容姿の中には、人と関わることに慣れてない、でもネガティブじゃなくマイペースに自分の好きと向き合える気持ちのいい性格をしています。
立派に何でもこなすから、ついつい久留里ちゃんに甘えてしまいそうになるけど、でもまだまだ子供な一面もありそこのギャップが同居少女ならではですよね。完璧じゃなくていい、僕にできないことをあなたが、あなたにできないことを僕が、そんな風に少女と手と手を取り合って生きていけたら、それに勝る喜びはこの世界に存在しませんね。
久留里ちゃんの見せる表情、しぐさ何をとっても最高。好きだ。愛してる。お得な買い物に目がない久留里ちゃん、セールで手に入れた戦利品を眺めうっとり...。嗚呼!なんと愛おしい!料理を題材にすることで少女に家庭性を装備させ、リアルな食卓描写がまだ体験しえぬ誰かとの同棲生活を髣髴とさせるッッ!おおおおん僕も誰かの家庭料理食べたいよおおおお。今日の献立を食べてる様子を頭に思い描きながらニコニコ料理してお家で待ってくれてる中学生女子がほしいよおおおおお。おおおおおおん。一緒にスーパーで買い物したいよぉおおおおお。相手の好き嫌い気にして「じゃあにんにく抜きで作ろう」とかなんか思いやられてぇよおおおおお。
叶えましょう、その望み(3割くらい)。
足尾の学生は”宿舎”と呼ばれるお家でご飯を食べたり漫画読んだり寝たりします。
中学生が、世界でただ一人、あなたのためだけに、真心こめて作ってくれる夕食を食べることはできませんが、気のいい仲間とともにご飯を作り、食卓を囲うことはできます。誰かと一緒にご飯を作り、それを一緒に食べられるのって、実はとっても素敵で、ありがたいことなんですよ?
足尾でみんなでわいわいメニュー決めて、食材買いに行って、グダグダご飯作るの、当たり前のように思えてしまうけど、実はなかなか体験できない、すっごく貴重な幸せだと僕は思います。皆さんもぜひ、誰かのことを考えてご飯を作ってみてくださいね!
ということで何とかこじつけた「少女同居漫画」と足尾。
「うさぎドロップ」、「マイガール」、「高杉さん家のおべんとう」は三作品とも作者が女性ということもあり、女の子の微妙な気持ちの変化、それに気づいてくれないズボラな保護者(でもどこか愛らしい)の掛け合いが見事に描かれています。すごく男のツボを抑えていて、「女性にはかなわないなぁ」と感服してしまいます。
これからはとりあえず「ヒナまつり」とか「オタクの娘さん」とかを読んでみようかな、と思ってます。
漫画じゃないけど映画の「LEON」とかもいいよなぁ、たまんないよなぁ。
「少女同居漫画」探すのすっごく大変で、「少女 同居 漫画」とかで検索すると学校一人気の彼と同居することになっちゃった!みたいな少女マンガがうじゃうじゃ(それも面白そうだけれども)。
もしオススメの作品(どんなメディアでも)とかあったら、ブログのコメントとかで教えてくれるとうれしいです。
ブログ執筆にあたり、読み直したい漫画もとい参考資料を探してたらいつの間にか東京駅もびっくりの高層漫画タワー街が出現しており、座るスペースもなくなりました(恍惚な表情)。
これじゃ少女との同居への道はまだ遠いな。トホホ。
それでは皆さん、良いお年を!